東洋医学思想研究
鍼灸思想の伝承と現代人の養生

閻 淑珍著
 

定価 4,180円(税込)本体3,800円
A5判上製 250頁
ISBN 978-4-8309-4889-3(4-8309-4889-2)
2015年12月20日発行
在庫あり
著者紹介
[著者]
閻 淑珍(イェン シュチン)

閻淑珍(イエン シュチン)
帝京大学外国語学部専任講師
1995年北京師範大学大学院修了(文学修士)。2004年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程入学、2010年同大学人間・環境学博士号を取得。茨城大学非常勤講師などを経て、2012年より現職。なお、2012年以来、地元のコミュニティセンターにて社会人のための「東洋医学養生学」クラスを開設。
道教思想・東洋医学思想研究

主要学術論文
「楊玄操の著述断片から見た『明堂経』の流伝の変化(「従楊玄操文的片断看『明堂経』在唐代的流伝情況」)『東方学報』(第83冊)京都大学人文科学研究所刊行、2008年9月。
「『明堂経』」の流伝と現状」『歴史文化社会論講座紀要』第8号京都大学大学院人間・環境研究科刊行、2011年2月。
「灸療法における<八木の火>避忌」『陰陽五行のサイエンス思想編』京都大学人文科学研究所刊行、2011年2月。
「中国医学における自然老化の”女七男八”理論について」『外国語外国文化』帝京大学刊行、2014年3月。ほか。

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 第一部 鍼灸思想の伝承に関する研究
  •  第一章 『明堂経』の流伝と現状
  •  第二章 日本の平安時代における『明堂経』の流伝―『医心方』卷二「孔穴主治法第一」テキストの考察
  •  第三章 禁灸穴から見た『明堂経』系統の変化
  •  第四章 両楊氏の著述断片から見た『明堂経』の伝承と変化
  •  第五章 灸の禁忌から見た『明堂経』の周辺の変化―“八木の火”の禁忌をめぐって
  •  結 語
  • 第二部 東洋医学養生思想講義ノート―自然老化と老化を止める鍵および四季養生法―
  •  第一章 女性の生理的に変化する周期
  •  第二章 男性の生理的に変化する周期
  •  第三章 老化を止める鍵
  •  第四章 東洋医学における四季養生法