本書は,チェコを中心とする中欧諸国に進出した日系企業の投資状況の調査記録と成果である。旧社会主義体制であった当該諸国への日系企業の進出は,日本的生産方式の適応や欠勤率などの点で課題があったものの,2010年以降,次第に日本的生産方式が定着してきたプロセスを,調査記録をもとに明らかにするもの。著者10年にわたる研究成果。