危機管理、すなわち不測の事態への対応には総合的な知識が必要である。本書では、今日、喫緊の課題である感染症対策を共通のテーマに、理系・社会系・文系の専門を異にする執筆陣が危機管理を論ずる。危機管理論を通して「文理融合型」教養の重要性を、読者に「目からウロコが落ちる」ように感得してもらおうとするユニークな書物である。