本書のねらいは,理念の空間をとらえどころなく浮遊する「生命倫理」の実体を掴み取り,私たちの生の大地に根づかせることにある。それは,医学に加えて人類学の知見をもプラスするという,本書独自の構想によってはじめて可能になった。これこそまさに〈文理融合〉の現実化である。
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