平成17年には,スキミングなどによるキャッシュカードの不正使用から預貯金者を保護するために,預金者保護法が成立した。平成18年には,一般社団・財団法人法などが成立して,中間法人法が廃止され,民法の法人の大半の条文が削除された。多重債務者の増加に伴って,利息等に関しても,貸金業法,利息制限法や出資取締法に大きな改正があった。第4版では,これらの修正箇所について,大きく書き直した。新しい項目として,コミットメント・ライン契約,集合債権譲渡担保と有限責任事業組合契約を追加した。フリー・レントやリロケーションなど,契約の新しい形態にも触れた。これら以外にも,新しい判例を幾つか追加。今回,特に司法試験を意識して手を加えている。宅建・行政書士・公務員・司法試験に最適な書であり,驚くほど分かりやすい本。