新しい科学方法論Critical Realismに依拠した「構造的支配―権力パラダイム」は,既存企業支配論の中心論点である「選出する権力」と「占有する権力」を批判的に摂取しつつ,既存理論が捕捉できなかった限界点を乗り越えた統一的パラダイムであるとともに,現在のコーポレート・ガバナンス論の基礎理論も提供してくれるものである。
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