経営とは「生活」を意味する。個人も組織体も,経営という自覚的営為によって生存(存続)している。したがって,経営を問うことは「生きること」を問うことと同義となる。生きること=生活とは人間の全体的営為であって,単に所得や利潤を追求することに矮小されるものではない。人間とその生活を全体的に見るべきであるのと同様に,組織体とその経営を可能なかぎり全体的に捉える必要がある。それは経営学を生活学として再構成することを要請することになる。
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