所得に税を課す税制は，経済活性化に反する。これからの税制は，個人消費税が中心になるべきである。本書は消費に対して，個人に直接，累進的に課税することを提案している。このような租税は，労働や投資を罰せず，貯蓄を奨励する。少子高齢化で公的年金の危機が叫ばれ，また経済成長が低迷を続ける日本の経済にとっては，救世主ともなる夢の新税制である。
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