経営倫理は企業に外部からの圧力として課されるのではない。それは社会と企業が相互に埋め込まれた存在であることからの論理的帰結である。アメリカン・プラグマティズムに基づく徹底的な考察を通じて,この論理が明らかにされ,多様な環境の中における企業の姿が浮かび上がり,経営倫理学の新たな道が開かれる。