1997年に始まった経済危機は,アジア経済観に大転換をもたらしつつある。NIESは先進国への道を歩んでいるのか。これまでたどってきた道も,先進国に至る道だったと言えるのか。本書は代表格として韓国を取り上げ,縦横に分析,通念の見直しを迫る。経済・経営はもとより,工業技術、文化人類学等の第一線の研究者による学際的共同研究である。