グローバル・エコノミーがこれまでいかに機能してきたかについて,従来の解釈を問い直し,16世紀以降のその展開を包括的に概説したのが本書である。著者は国際経済学だけではなくて,国際政治学や地理学・歴史学にも通暁しており,学際的アプローチの使用に成功している。グローバルな次元の政治経済の理解を深めるのに魅惑に富んだ書である。
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