企業の資本投資を多数の人間が関わる組織的な意思決定と見なし,そのプロセスを英米の学説研究と日本の上場製造企業の実証研究によって分析する。経営者の合理性の限界と不確実性を処理するための情報システムの機能に焦点を当て,より不確実で戦略的な投資決定を有効に分析するために戦略的投資決定論として代替的なフレームワークを構築する。