保険法は,理論的学問であると同時にすぐれて実証的な学問であり,このために,保険判例等の研究が不可欠である。本書は,永年この観点がら保険判例および事例をとおして研究提言されてきた斯界第一級の著者による■損害保険総論および自動車保険〔第Ⅰ巻〕,■傷害保険・責任保険および生命保険・傷害特約〔第Ⅱ巻〕に関する判例・事例をとりまとめた書であり,学界・実務界に稗益するところ大きな研究書である。