中小企業の事業承継
規模の制約とその克服に向けた課題

堀越昌和著

定価 4,180円(税込)本体3,800円
A5判並製 307頁
ISBN 978-4-8309-5115-2(4-8309-5115-X)
2021年3月20日発行
在庫あり
事業承継には制約が多すぎる。それが問題だ。

事業承継は近年,わが国中小企業の最大の課題と言われる。本書は二千社を超える中小企業と関わってきた著者が,規模の制約性から理論的・実証的な接近を試み,規模が小さいからこそ抱える事業承継の悩みや解決の方策について,中小企業経営の現実に即した考察・提言を行っている。研究者のみならず,中小企業の事業承継に関わる全てのステークホルダー必携の一冊。

主要目次
  • 序章 
  • 第Ⅰ部 日本の中小企業の事業承継に関する政策展開
  • 第1章 事業承継が問題とされる背景
  • 第2章 中小企業白書に見る中小企業の事業承継
  • 第3章 中小企業の事業承継の円滑化に向けた政策対応
  • 第4章 小括
  • 第Ⅱ部 中小企業の事業承継に関する研究
  • 第5章 中小企業の経営における規模の制約性の問題
  • 第6章 ファミリー中小企業の事業承継
  • 第7章 中小企業の事業承継に関する研究
  • 第8章 小括
  • 第Ⅲ部 事例研究
  • 第9章 分析のフレームワーク
  • 第10章 事例の紹介
  • 第11章 総合考察
  • 結章
  • 付録 半構造化面接調査のための質問票