東アジアにおける製造業の企業内・企業間の知識連携
日系企業を中心として

板垣 博 編著

定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判並製 238頁
ISBN 978-4-8309-4991-3(4-8309-4991-0)
2018年3月30日発行
在庫あり

世界経済の成長センターであり、かつその内部でダイナミックな競争が展開されている東アジアを舞台に事業展開をする日本企業を軸に据えて、国境を越えた企業内拠点間の知識の移転と共有、同じく国境を越えた企業間の知識連携、国による知識創造の在り方の違いなどを考察する。

主要目次
  • 第1章 東アジアにおける日系企業の企業内知識移転──日本人出向者の役割と連鎖的技術移転の視点からの考察(板垣 博)
  • 第2章 逆駐在員による知識移転──欧米企業と日本企業の比較研究(金 熙珍)
  • 第3章 新興国市場向け車両の開発体制の比較研究──日産と現代自動車の事例を中心に(呉 在烜)
  • 第4章 多国籍企業の統合と分散のダイナミックな分析──韓国における日本企業の事例(朴 英元)
  • 第5章 台湾におけるパナソニックと地場サプライヤーとの協力関係──レッツノートとタフブックの価値づくりの底力を探る(劉 仁傑)
  • 第6章 企業間・企業内における国際分業と多拠点間連携──日台企業間提携を中心に (高 瑞紅)
  • 第7章 新興国市場のモザイク構造と日本企業の創発的適応能力(李 澤建)
  • 第8章 中国における日系企業のビジネス展開の成功要因──コマツを事例として(王 中奇)
  • おわりに:インプリケーションと残された課題(板垣 博)