今や多くの日本の国際企業は内憂外患に見舞われ,経営のパフォーマンス(規模,利益性,安定性,創造性)の水準を落とし,陰の時代に突入した。利益なき発展は無意味である。本書は直近5年度間に見た国際化とパフォーマンスの関係性変遷のデータを詳細に分析し,明日の再活性化への道を説く労作である。