東アジア文化圏の既存の儒教思想を検討しながら,日韓の比較の視点から女性の本質を解明する。近代化に伴う諸問題について文学作品を手がかりにし,「家」思想と女性の「貞操」観念,人々の「道徳」観念,価値観,行動様式等の変化する姿を日本と韓国社会の基にある文化・思想・文学という総合的な観点から提示する。