「石油異変」はグローバル化の加速の下で進行する「資源の飽食」,石油依存,対外不均衡の拡大等世界経済が今日陥っている“成長の罠”とリスクの実態を浮き彫りにした。原油高騰と対外不均衡を構造化させ,世界経済の長期発展を阻む「資源依存型資本主義」を克服し,省資源・知識・情報・技術集約型発展に向け,今こそ政策を転換すべきときである。