理論は現実から生まれ,現実を説明する重要なツールを提供する。本書はポール・クルーグマンの2冊目の論文集で,現実を説明するアイデアの「理論」化のトライアルである。本書は,国際金融の4つの分野である「為替レートと国際収支」,「投機的行動と為替レート」,「債務危機」,そして「国際金融システム」に関する11の論文から構成されている。