グローバル化の進展に伴い,「異文化マネジメント」の研究が近年注目されている。本書は,ローマ時代の伝統文化を基にして形成され,独自の国家的・文化的アイデンティティを維持しているラテン系諸国の人々に対する日本人の驚く程の無知,及び伝統文化の違いが企業の組織と管理にいかに体系的に影響を与えているかについて解明するものである。