本書は,現代経営学の重要課題のひとつである生産と流通の相互関係を解明すべく,先行研究の検討を通じて,「拡張した延期・投機論」の考え方をつくり,事例研究によって,これを実証しようとするものである。即ち,現代企業の主要活動である生産と流通の新たなあり方について,統合的なアプローチを構築しようとする気鋭の書である。