CEDは21世紀のEU地域政策として展開されているが,その基本的な狙いは各国各地域の自立的発展による公正な社会の建設であり,基本理念「互恵」に代表される信頼の社会,即ちソーシアル・キャピタルの形成にある。本書は長いデフレのトンネルから脱しきれない日本と,その地域政策としてのCEDの可能性について徹底的に論述している。