WTO発足,その下での通商交渉および新ラウンドの建上げ,そこでの諸課題を解明・展望すべく,GATTの展開を歴史的・論理的に開示し,WTOへの制度・対象・意思決定の移行を跡づける。GATTの展開に学ぶプラグマティズムを方法論とし,その実証成果を提示し,追思惟を読者の識見に委ねる労作。