伝統的貿易理論では,生産要素(労働・資本)は一国内では移動可能であるが,国際間の移動は不可能とされる。しかし近年,生産要素の国際間移動が活発になるに伴い,国際間の移動を考慮した貿易モデルを分析する必要性が高まり,各種の試みがなされている。本書は,国際間資本移動の問題を様々な経済政策と関連づけて分析した研究書。