世界第一級の多国籍企業研究者と気鋭の組織論研究者との学際的激論の成果を一書に編んだ野心的労作。経済組織の解明に当り,最新の組織理論が依拠している中核的所説(制度化の理論,ネットワーク・アプローチ,個体生態学,取引コスト論,コンティンジェンシー理論,文化論的アプロ-チ等)が果たして有用か,の解答提示を試みた貴重な研究書。