今後もグローバリゼーションの受益者たりうるか？
貿易自由化と経済統合はどのような論理で望ましいとされるのか。国際貿易論、国際通商政策論、国際政治学の基礎に立ち返り、東アジアが保護主義やパワーポリティックスに抗し、メガFTAs形成を進めていかねばならない根拠を明らかにする。COVID-19後を考える上でも欠かせない視点を提供する。
主要目次
- 第１章 嵐の中の東アジア経済統合：現状と展望
- 第２章 なぜ自由貿易を目指すべきなのか：国際貿易論の視点
- 第３章 国際通商秩序の危機とメガFTAs：貿易ルールの視点
- 第４章 東アジア経済統合と安全保障の連関：国際政治学の視点
- 第５章 ASEAN経済統合の深化とアメリカTPP離脱：逆風の中の東アジア経済統合
- 第６章 拡大アジア太平洋におけるFTAと日本企業
- 第７章 ASEAN連結性強化と産業立地の変化：米中貿易戦争によるべトナムへの投資加速
- 第８章 大改革進むベトナムの経済統合戦略：EUとのFTA発効を目指して
- 終 章 新型コロナウイルス到来を受けて
お知らせ
新刊紹介『これからの東アジア』
木村福成 編著『これからの東アジア ―保護主義の台頭とメガFTAs―』が2020年11月号「東亜」の「アジアの新刊書」で紹介されました。
お知らせ
新刊紹介『これからの東アジア』
木村福成 編著『これからの東アジア ―保護主義の台頭とメガFTAs―』が2020年10月30日付「東洋経済日報」の「今週の一冊」で紹介されました。
高まる地政学的リスクとアジアの通商秩序：現状と課題、展望
変質するグローバル化と世界経済秩序の行方：米中対立とウクライナ危機による新たな構図
RCEPと東アジア
アジア経済論
岐路に立つアジア経済：米中対立とコロナ禍への対応
アウンサンスーチー政権下のミャンマー経済：最後のフロンティアの成長戦略
揺らぐ世界経済秩序と日本：反グローバリズムと保護主義の深層
アジアの経済統合と保護主義：変わる通商秩序の構図
一帯一路の政治経済学：中国は新たなフロンティアを創出するか
ASEANの新輸出大国ベトナム
「内なるグローバル化」による新成長戦略と商社：世界人材・企業と拓く新生ジャパン
検証・アジア経済：深化する相互依存と経済連携
ASEAN経済共同体の創設と日本
TPPの期待と課題：アジア太平洋の新通商秩序
日本企業のアジアFTA活用戦略：TPP時代のFTA活用に向けた指針
新・アジア経済論：中国とアジア・コンセンサスの模索
現代ASEAN経済論
メガFTA時代の新通商戦略：現状と課題
FTA戦略の潮流：課題と展望
ASEANシフトが進む日系企業：統合一体化するメコン地域
TPP交渉の論点と日本：国益をめぐる攻防
通商戦略の論点：世界貿易の潮流を読む
ASEAN経済共同体と日本：巨大統合市場の誕生
TPPと日本の決断：「決められない政治」からの脱却
やさしく学べる国際政治経済
詳細かつ明解 ゼロからの貿易実務
国際貿易：グローバル化と政策の経済分析
グローバル化とローカル化のせめぎ合い：人間，コミュニティ・伝統文化とポリティカルエコノミー